釣魚飼育 2014.9
初期段階 |
30cm水槽で小さいオキソ2匹を飼育開始。 |
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オーバーフロー 大型水槽 2011.5.25 |
1500オーバーフロー水槽をヤフオクで落札。この時期には大型水槽はポピューラでは無かったようで入札も少なく安く落札できました。 水槽、濾過槽、ステンレス台の3点で送料を含めて3万円もかかりませんでした。その後、運賃改正で今では送料だけでも1.5万円は必要でしょう。 |
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底面濾過 バスタブ水槽 2011.7.4 |
いろいろな飼育方法を試したくてバスタブを使って底面濾過方式を試みました。外部濾過機も買っていたので2個併設しました。結果を先に申しますと、底面濾過がもっとも優れた効果が有る様に思います。外部濾過は必要ないようですが、何かの事故が起きた時の予備くらいに考えています。事実、底面濾過の水流が止まった時には外部濾過だけでは不十分でした。魚が星になると言うのではなく飼育水が完全には濾過されていませんでした。もちろん、飼育水量と魚の飼育数によりますが。 |
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1800水槽 2012.3.22
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正月から工場の整理を始め在庫の原石や製品の一部を処分しました。パレット棚を水槽が設置設置出来るようにして1500と1800の水槽を並べて設置しました。自作のサイフォン式オーバーフロー機器やクーラーの設置で一杯になりました。 このような海水が使えるのは濾過装置を十分過ぎるほど設置しているからだと思います。地下水槽 には100キロ近いサンゴとエアーを、 タワー式濾過層を3基、ドライボールの数はみかんコンテナ5杯くらいあります。それと1500水槽の濾過槽があります。基本的には1800水槽の循環ですが、1500水槽にも小さいポンプで海水を注入しています。この海水も地下タンクに環流するようにしています。と言うことで1500水槽でも23cmクラスのメバルであれば50匹は問題なく飼育できます。 |
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生簀の設置
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釣魚を新鮮な状態で食べられるように生簀の設置です。釣魚を活かすためには飼育水を管理しなければいけません。それは濾過バクテリアの維持と同じことです。それが出来ないと長時間の飼育は難しくなります。釣魚を飼育することによって飼育水の管理が出来るようになり、その飼育水を使って生簀を作ります。基本的には飼育水槽と繋がっているのですが、出来るだけ濾過後の飼育水を循環させます。同じ水槽内だとエサなどの匂いが付くことがあります。バスタブ水槽の上に600オーバーフロー水槽を二つ設置しました。釣った日で魚を分けます・普通魚は1〜2ヵ月間エサを与えなくても餓死することはないので生簀の魚にはエサは与えません。一週間くらいでは体型の変化は分かりません。 生簀のメリット 刺身に料理するには活魚が一番のように思いますが、煮付けなどの場合は活魚より少し寝かせた方が良いように思います。 |
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飼育魚 | オキソメバル |
6月に水温が27℃を超えるようになると星になるのでこの時期以降に飼育するのであればクーラーは必需品です。小さい個体を一緒に飼育するとエサを取り始める時期が早くなると思います。 |
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カサゴ | メバルと一緒に飼育しているので良くわかりませんが水温もオキソメバルより高温でも大丈夫みたいですし、底のエサも食べます。簡単に飼育できます。 | ||
アコウ | エサを食べるところを見たことが無い。日中は隙間に隠れて出てきません。夜には出ていますが神経質なようです。飼育後半年を過ぎた頃から積極的にエサを食べに来るようになりました。 | ||
ベロコ |
一年中飼育出来ますが水温が10℃より下がると冬眠しますので砂が必要です。。ヒーターを使えば冬眠はしないようです。水温15℃で越年しています。生命力の強い魚です | ||
鯛 | 一年中飼育出来ます。水温が32℃でも0℃でも大丈夫でした。慣らせば手渡しでエサを食べるようになります。但し、コショウ病の菌が出た時には1日で星になりました。 | ||
チヌ | 縄張り意識が強いのか他の個体を攻撃するので大きいチヌは一緒には飼育しない方がいいと思います。 | ||
サンバソウ | 水温の低下には弱いと思ったのですが冬の低温時期を乗り越えました。 | ||
グレ | 一年中飼育出来ます。おとなしい魚です。 | ||
ハネ | 一年中飼育出来ます。活きエサでないとあまり食べないようです。 | ||
ハギ | 水温が10℃を下回ると厳しいようです。ヒーターが必要。水温15℃で越年しています。 | ||
アジ | 水温が9℃を下回ると厳しいようです。ヒーターが必要。水温15℃で越年しています。 | ||
イサキ | 小さい個体しか飼育経験が無いのですが水温が1℃を下回ると厳しいようです。ヒーターが必要。 | ||
ハゼ | 一年中飼育出来ます。子ハゼ(5p位)は淡水でも飼育可能です。 | ||
キス | 低温での飼育経験がありません。 | ||
イナ |
低温での飼育経験がありません。水温15℃で越年しています。 | ||
フグ | 一年中飼育出来ます。 | ||
アオリイカ |
飼育経験は1ヶ月間位しかありませんが、新子であれば飼育しやすいと思います。数匹一緒にするとお互いの墨で星になるようです。活きエサを与えていました。水温が17℃を下回るようですと厳しいです。とにかく墨を吐けば水槽はマックロケッケ。生命力は弱い。 | ||
オオダコ | 一年中飼育出来ます。大きくなるのが早くエサに費用がかかる。死に掛けの子アジを食べたのを見たら頭と尻尾と中骨が綺麗に残っていて芸術作品でも見ているかのようでした。通常は水槽から這い出す事は無いと思いますが、飼育水が濁ったときに2日続けて這い出ていました。 | ||
ヒラメ | 2ヶ月間位は飼育しましたが原因不明で星になりました。通常は生簀行きです。 | ||
カレイ |
手の平サイズを5ヶ月間飼育して大きくなっていましたがコショウ病で全滅しました。 | ||
アナゴ | 水槽から飛び出すし穴があればその中に入ります。給水パイプに入りこみそこで星になられた時はしばらく気付きませんでした。以後洗濯ネットに入れて生簀行きです。生命力の強い魚です。 | ||
イカナゴ | 釣りエサの余りですが他の魚に食べられなければ2ヶ月間位は活きています。砂にもぐります。 | ||
その他 |
ゴカイ、エビ、シラウオなど釣りエサの余りも活かすことができます。 | ||
設備
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水槽 |
1800*600*600=1 1500*450*450=1 600*360*300=1 600*400*300=1 600*300*300=3 バスタブ=2(淡水で一つ使用中) | |
外部フィルター | コトブキ、ニッソウなど6台(内2台は予備) 流動濾過フイルター=1 | ||
クーラー | 3台 | ||
ヒーター | 500W 300W 200W=2 他に小さいのが数個 | ||
ポンプ | 200V井戸用ポンプ(電気代が高いので予備用) 温水循環マグネットポンプ=3台(内2台は予備) レイシーマグネットポンプ151=2 水流ポンプ=2 ミニポンプ=2 他在庫多数 | ||
エアーポンプ | 60L=2(内1つは予備) | ||
ドライタワー | 600*600*1400=1 200*200*1800=1 150*150*1800=1 ドライボールは全部でみかんコンテナ5杯分あります。 | ||
濾材 | サンゴ濾材 110kg リング濾材 1500水槽の濾過槽一杯とサイフォン式オーバーフローの濾過槽の中に有る量 | ||
殺菌灯 | カミハタ、テトラ、中国製など4灯(内2等は予備) 今の設備では必要は無いかよく分からない。茶ゴケ、緑ゴケが出来るのだが能力の問題か設備の問題か分からない。 | ||
反硝化濾過装置 | denitorator セラ バイオデニトレーター(未使用) 硝酸塩を窒素に変える設備だが使用方法が難しいくいい加減に使用しています。効果は全然分かりません。 | ||
プロテインスキマー | 1500水槽で使用 汚れは取れているが必要かどうかは疑問 他に在庫が一つ | ||
メリット | 大量の海水を使用しているため濾過に神経を使わなくても長期間飼育水の維持が出来ます。通常で2ヶ月間以上の交換は必要は無いですが、掃除で使ったり、バスタブの飼育水に使ったりで2ヶ月以内には補充が必要になります。地下水層の構造上4t以内の使用が限界です。 | ||
デメリット | 1800水槽は単独で運営出来るが水量が10tもあるために温度管理をするには費用がかかり過ぎ現実的でないので温度管理の必要な魚は常時飼育する事は出来ません。 | ||
病気 2013.5.7 |
飼育開始から2年が過ぎ星になる魚もほとんどいなくなり慢心があったのでしょう。魚を入れたまま水槽の大掃除をしました。水を5/1程まで抜き底砂を掻き混ぜ掃除したり、濾材を洗ったりしたところ病気が発症しました。1800水槽と1500水槽を連結していたために両方の水槽で発症しました。ベロコと丸アジ以外はすべて感染したらしく次々と星になりました。一番早くに鯛が星になりオキソメバルが最後まで持ちこたえていましたが、エサも取らないで目がくすみ時間の問題のようでしたので活きているうちに海に戻しましたがどうなったのでしょうか。最終的に70匹程星にしてしまいました。尺メバルもいましたので残念で仕方ありませんでした。 対策 教訓 |
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病気 2014.6.初旬
2014.8初旬
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前年の経験から1800水槽を単独で使用していましたが、この時期の気温の急上昇で又もコショウ病が再発しました。飼育水が大量(10t)のためにクーラーや殺菌灯などの設備を費用の関係で設置していません。大量の飼育水と濾過装置でも苦しいようです。1500水槽は全ての装備が有って問題は起こっていません。
サンバソウ、フグ、メバル、ガシラ、ハネ、オオダコが感染し、マルハギ、ベロコは無事、グレは感染しましたが自力で回復しそうです。 教訓 1500水槽に病気が発生 クーラー3台の内2台が故障したので残り1台のクーラーが有るバスタブ水槽にメバルを移転。過密飼育になっていますので急いでクーラーを手配して1500水槽に設置後一部の特大メバル10匹程と鯛2匹、アコウを移転しました。ところが、水温が25度より下がらない。なんかメバルの調子が悪そうだが星になるのはいません。そんな状態を五日間程続けた後にクーラーを取替えどうにか水温を下げることが出来ました。残念ながら手遅れであったようで9月10日時点でメバル1、鯛1の他は星になりました。又も尺メバル2匹を星にしました。後悔するのは元のバスタブに残したメバルと自分で修理したクーラーを使ったもう一つのバスタブに移したメバルは1匹を除いて元気です。 原因が良く分からないが、可能性が高いのは水温の変化だろう。1800水槽と隣接しているので何らかの形で菌の飛火があったのか、掃除器具や網などの器具を誤って共有したのか心当たりが無いです。 |
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感想 |
ここまで見ると相当の費用がかかっているように思えるが、ほとんどの商品はオークションで中古の物を仕入れていますのでそんなには使っていません。たとえば、メインのマグネットポンプは1円で落札した物を使っていますし、井戸ポンプも500円で落札したものです。比較的高額で買ったのがドライボールとクーラーでしょか。総額で20万円前後ではないでしょうか。一昔前であれば1800水槽一つの値段くらいです。 配線と配管は全て自分でしました。ドライタワー二つも自作です。100円ショップに有るもので簡単に作れます。但し、人に見せられるものではないです。能力は自作の物が理に適っているように思っています。 電気料金は1ヵ月5000円位です。コンセントを見ると20ヵ所は繋いでいるようです。使用器具のワット数を確かめて使用しないと思いもよらない電気料金の請求が来ます。 |
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2014年7月後半から8月初旬にかけて3台有るクーラーの内2台が故障。1台は漏電のようで廃棄処分。もう1台は水温センサーの故障でこれは別のセンサーを取り付けたら直ったようだ。簡単に修理出来たがセンサーは内臓にはしていません。オ-クションの中古を買った物ですが1台は2ヶ月の使用で廃棄処分、もう1台は2年程使用で故障しました。大事な魚を飼育していれば一大事です。幸い気付くのが早く一大事にはなりませんでしたが何匹かは星になりました。さっそく新しいクーラーを手配したのですが、懲りずにオークションで使用2週間と言うのがあり保証期間も10ヶ月残っている物を落札しました。ゼンスイのZC700-Eでさすがに新品同様でした。25度設定で使用していましたが問題なく設定温度付近で稼動していて満足していました。ところが、魚の調子が悪く病気気味なので設定温度を23度にした所全然温度が下がりません。いろいろ調べて環境なども変えてみたのですが駄目です。よく考えてみると最近の大雨続きで外気温がかなり下がっていて外気温と同じ位の表示温度になっていました。クーラーで水温が下がるのではなくて外気温で水温が変わっていたのです。ゼンスイに電話した所クーラーの故障ではないように思いますが取り替えますとのことで翌日には代替品が送られて来ました。早速取り替え2時間ほど放置の後に通電(1日位放置の方が良いと言う情報も有ったが)しましたがやはり冷えない。省エネモデルで高性能と言うことで購入したのですが、旧機種のZR-180では問題無く冷えていたのでガッガリでした。ゼンスイによるとZR-180の方がコンプレッサーが大きいので冷却能力が高いそうです。午後3時外気温24度(屋内)水温表示23.8度を設定温度22度にして午後9時で水温表示23度外気温は23度 6時間フル稼働して外気温の下がった分だけしか下がっていません。アホラシ・・・・・。ところが、翌日9時頃水温表示が22.2度になっているではないですか。うたがいながら21度に再設定したところフル稼働では有るが12時前に21.5度を表示外気温は26度でした。冷えている・・・・・こんなに時間がかかるとは思いもしませんでした。これで正常といえるのでしょうか?。その後,午後5時を過ぎても21.5度のまま稼動中です。
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今後の予定
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飼育開始から3年近くなり釣魚の生態も少しは理解できるようになり次のステップに進もうと思っています。2013年11月頃からヒラメ釣りを始めたのですが、エサの子アジの手配に苦労しました。子アジの飼育は問題ないのですが10月頃には子アジが釣れなくなり確保することが難しくなりました。夏の間は大量に確保できましたが、生簀が小さい関係で活かして持ち帰る数も少なくいつでも補充出来るという思いもあり十分な対策をしていませんでした。その内確保が難しくなり最終的には買い入れをしました。それでも、水槽が有るお陰で子アジの仕入れに行かなくてもいつでも釣行に行く事が出来ました。使わなかった子アジは水槽に戻せば元気に生きています。必要な数だけの使用で済みました。釣友らは子アジの仕入れに往復1時間以上かかり釣行日の天気や釣れ具合が分からない為に多めに仕入れては捨てることが多いようです。また、海に生簀を置いて飼育しても海水温が下がれば全滅です。水温管理が出来ないと飼育は難しいです。また、仕入れした子アジは痩せていて生命力が弱くエサもちの時間に問題がありました。 そこで、今年からは大量に確保できる時期から飼育する予定です。大量に生かして持ち帰る為にライブウエルを作りました。これで一度に100匹は持ち帰れる予定です。水温が高い時期は全ての水槽で、水温が下がれば1500水槽とバスタブ水槽にヒーターを設置して飼育すればかなりの数を飼育できそうです。 |
ライブウエル ポンプはバスポンプを使用 水を入れると持ち運びが出来ないのでもう一つ車に準備して小分けして運びます。 |
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