奥谷龍仙習作展 ごあいさつ 『書』が好きでたまらない。といってもまだ一度も満足のいく『書』は書けない。これからも書けないだろう。 王羲之は四十七歳であの劇跡とまでいわれる『蘭亭叙』を残した。王鐸は一日臨書したら一日創作をしたという。また、張瑞図は夫人に『瑞図はどうして自分の書を書かないのか』と諭され書風が一変した。 師青木研碩先生は末弟の私に何を望んだのだろうか。そのこたえを求めて、私は生涯を捧げたいと思う 奥谷 龍仙
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